日本語能力が在留の条件に?!
2008 / 01 / 16 ( Wed ) 長期滞在する外国人の入国や在留期間延長の審査に日本語能力を加えることについて、政府が検討に入りました。
発表した高村外務大臣は、「日本で生活する外国人にとって、日本語ができることが生活の質を高めるために大切であり、日本社会のためにも必要である。」と協議を始める理由を語ったそうです。 まだ検討に入っただけで対象者などは全くわかりませんが、もし実現することになれば、日本の入国管理制度において非常に大きな変化です。 外国人が社会保険に未加入だったり子供を就学させていない問題が背景にあるようですが、日本語ができればそのような問題が起きず、外国人が日本社会にとけこめるとは思えません。 「ここは日本だから日本語をマスターし日本のルールに従え」と言ってしまえばそれまでです。 そうではなく、言葉がわからなくても異なる文化であっても日本人と外国人が隣人として理解し合い共存していける社会を目指して、国際交流団体やボランティアの日本語教室など日本各地で多くの人が外国人を支援する活動を地道に続けています。 政府は、力を注ぎどころを考えてほしいものです。 応援クリックお願いします! ランキング参加中! |
新入国審査1ヶ月
2007 / 12 / 26 ( Wed ) 日本に入国する外国人に顔写真と指紋の提供を義務付ける新しい入国審査が始まってから1ヶ月間の状況について、法務省から発表がありました。
来日した外国人に指紋採取と顔写真提供を義務づける新入国審査の開始から1か月以上が経過したことを受け、法務省は25日、偽造旅券で不正入国するなどの外国人95人の入国を拒否したことを明らかにした。 11月20日に始まった新入国審査で指紋採取などの対象となるのは、特別永住者、外交官などを除く16歳以上の外国人。19日までの1か月で来日した約70万人の外国人のうち、入国管理局が入国を拒否したのが95人。このうち、77人に退去命令が出され、17人が強制送還された。残り1人は警察の指名手配リストの指紋と一致したため、警察に引き渡された。 退去命令を受けた外国人の多くは、過去に強制送還され、来日できないのに、氏名や生年月日が異なる新たな旅券を取得し、入国しようとした。 指の乾燥などの理由で指紋が採取できなかった外国人は169人いた。 (2007年12月25日20時42分 読売新聞) 不法入国者の入国阻止に効果が出ているようですね。 入国管理局の思惑通りといったところでしょうか。 さらには、こんなニュースも見つけました。 米紙ワシントン・ポスト(22日付)によると、米連邦捜査局(FBI)は、指紋のほか、耳の輪郭や瞳の模様などのデータを大量に蓄積する世界最大の生体認証(バイオメトリクス)システムの構築計画を固めた。米政府は入国者から両手すべての指紋を採取する制度を今月から順次実施しており、テロ抑止や犯罪捜査に向けた個人の生体情報の収集と活用を飛躍的に広げる構えだ。 (2007年12月23日 18時25分 産経ニュース) 映画の中の世界が現実になりそうでなんだか怖いです。 応援クリックお願いしま~す。 ランキング参加中! |
日本郵便ウェブサイト英語版の改善
2007 / 12 / 11 ( Tue ) 郵政民営化に伴い郵政グループのウェブサイトがリニューアルされ英語版の質が低下してしまったと10月11日の記事で嘆きましたが、郵便事業を受け持つ日本郵便については、改善されていることに気づきました。
外国人が外国に小包を送るため、料金と所要日数を調べたいとしましょう。 改善前は、 Top > International Mail > Check rates and delivery days と進むと、日本語版に飛んでしまい、日本語がわからないとあちこち探し回らないと欲しい情報が得られませんでしたが、改善後は、英語で検索ができるようになっています! 以前どうであったかを保存していないのでこれ以外はどう改善されたかはわからないのですが、他にも良くなっているところがあるかもしれません。 ゆうちょ銀行の英語版は何も改善されていないようですが、とりあえずほっとしました。 クリスマスカードやプレゼントの時期ですね(#^.^#) 応援クリックお願いします。 励みになりま~す。 |
パスポートなしで出入国できますか?
2007 / 12 / 06 ( Thu ) 原油高騰が影響して燃油サーチャージが高額になっています。
年末年始の海外旅行は出足がいくぶんか鈍いようですが、年に一度この時期に里帰りをすることを楽しみにしている外国人にとっても出費が増えてつらいところです。 航空運賃が上がる時期を避けるためにここぞとばかりに年休をとって、12月中旬から1ヶ月間里帰りをするルーマニア人が相談にきました。 奥さんと春に生まれた赤ちゃんを連れて帰るのだけれど、赤ちゃんはまだパスポートを持っておらず、今回の帰国中にルーマニアで手続きを済ませるのだが、日本の出入国審査を問題なく通過するか心配だというのです。 パスポートを持たずに出入国することは可能か? そんな質問を受けたのは初めてです。 入国管理局に問い合わせると、なぜ出国前に日本国内でパスポートを取得しないのかと言われてしまいました。 普通は(調べたわけではないですがたいていの国では)国外にいても大使館でパスポートの取得や更新ができますからね。 相談者によると、ルーマニアでは警察がパスポートを発行するので申請者本人がルーマニアに帰らないと手続きができないそうです。 大使館からは日本→ルーマニアの片道のみ有効な旅行証明書が発行されているとのこと。 しかもこの旅行証明書をもらうために、本人が(赤ちゃんであっても)東京のルーマニア大使館へ行かなければならなかったそうです。 なんて不便なの!! 入管からは、あくまで再入国許可をとって出国しないと出国と同時に在留資格が無効になってしまうので、パスポートがないことの理由書を書いて再入国許可を申請しに来るようにと指示がありました。 通常とは違い再入国許可の許可シールが貼れないので、再入国許可書(「書」なので一枚の紙)が発行されるそうです。 世界にはいろんな国があるものですね。。。 応援クリックお願いします。 励みになりま~す。 |
世の中で最も不可解なものは?
2007 / 12 / 04 ( Tue ) 年末調整の時期にぴったりのおもしろい名言が英語タウンのメールマガジンで紹介されていました。
The hardest thing in the world to understand is the income tax. -- Albert Einstein (1879~1955) あの偉大な天才アインシュタインの言葉っていうところがミソですね。 所得税の定率減税が廃止され、ガソリンに始まり、食パンからお菓子にいたるまで値上げの嵐だった2007年。 出て行くお金が増えた分だけお給料も上がるわけでもなく、なんだかじわ~じわ~とビンボーになっていく感じがするのは私だけでしょうか。。。 |